沈まぬ太陽

2009年10月24日公開の映画「沈まぬ太陽」をキャナルシティ博多内のユナイテッドシネマにて観て来ました。朝10時からの上映で指定席ながら観客率は60%程度で客層は30代以上というところ。
山崎豊子原作のベストセラーを映画化したもので、巨大企業・国民航空と社員との間で渦巻く労使関係と、実話に基づいた航空史上最大のジャンボ機墜落事故とその後を描いた約3時間10分という長編ストーリー。実際に起こった惨事を映画という形で目の当たりにするなかで、政権交代日本航空再建問題が取り立たされる今だからこそ目をそむけず考えないといけない現実を真に感じさせられた映画でした。ストーリー的に結末がないのも、観た人それぞれが答えを出すものなのだと思いました。
3時間を越える長編ストーリーの中で、めまぐるしく変わる時代背景は原作本を読んでいない人には、わけがわからなくなると感じたのと。途中10分の休憩が入って、特に女性の方が本編が再開してからも続々と座席に帰ってくる状況は不愉快でした。