sleepy.ab｢archive tour 08｣〜ライブレポ

sleepy.ab、サカナクション、アナ、竹内電気と多彩なアーティストが出演したライブに行ってきました。場所は西鉄薬院駅近くの福岡BEAT STATION。博多から電車に乗ると遠回りなので、往復とも30分かけて徒歩しました。さすがにちょっと足痛かったかも。ライブハウスは西鉄高架下にある。チケットの整理番号は330番だが、一般発売のものは201からの番号。sleepy.abとサカナクションは昨日の長崎からツアーが始まっての2日目。店員約350人のライブハウスに約250人ほどが集まりました。

18時38分〜　竹内電気
初めから開演時間を押してのスタート。山下達郎の楽曲が流れメンバーが登場。斉藤伸也(Gt,&Vo.)のキャラが濃くてちょっと浮き気味っぽい？苅谷達也(Dr.)は動きが挙動不審っぽく、山下桂史(Vo,&Syn.)はおじさんっぽい。加藤広基(Ba.)はただ演奏しているだけで存在感があるほうなのに、竹内サティフォ(Gt.)は動いているのに存在感が薄いというバンド。斉藤伸也はハイテンションキャラながら、なかなかハスキーな声色を出す竹内電気のムードメーカー。前回福岡に来たときは、天神のビブレホールで観客8人だったんだとか。全6曲のうち最新アルバム｢OK!!｣から｢Baby, I love you.｣と｢nice to meet you｣を熱唱した。

19時35分〜　サカナクション
今日一番楽しみにしているサカナクションが福岡初上陸。いつものオープニングテーマに乗せてメンバーが登場。毎度のことながら、多彩なリズムと音色を即席で表現する幅広い音楽性。トランペットを奏でるオーケストラのように、メンバーが奏でる楽器ひとうひとつが個性を持ちつつ、しっかりひとつの楽曲を創造している。山口一郎(Vo&G)と岡崎英美(Key)が話すMCでは、福岡のイメージは…、｢めんたいこ｣・｢ラーメン｣・それと…、｢変な人形(←変って..笑..)〜博多人形ですね｣と訂正したり、マネージャーから天神の街はススキノみたいな場所です。と教えられたんだとか。最前列の女性にラーメンを食べられる所を問いかけると｢中州｣と聞いて、｢中州は夜の店があるところ｣と聞くと山口一郎が｢うちはレディーがいるバンドなので…｣と苦笑いであった。
さておき、演奏したのは｢サンプル｣・｢三日月サンセット｣・｢ナイトフィッシングイズグッド｣の3曲。特に｢ナイトフィッシングイズグッド｣はPV映像とは対照的にメンバーのコーラスありのライブが最高でした。

20時30分〜　アナ
1ドリンク制だったので、ハイネケンの飲み干してアナを観た。福岡出身ということで地元だけあって、ふらっと福岡BEAT STATIONに来たらしい。ボーカルはホフディランっぽくて、音楽性は口ロロ(クチロロ)みたいな感じ。いい音楽聴かせると思ったら、激しい電子音でステージを照らすライトがチカチカなので、ちょっと何を伝えたいのか理解できなかった。モッシュする男女がいて、女性のほうがリズム合ってないのに周りの人に当たりまくってタチ悪かったです。

21時28分〜　sleepy.ab
今夜のメインが登場。サカナクションと同じ北海道・札幌出身。サカナクションが大地を響かせ跳ね返った振動をも見方に付ける音楽性だとしたら、sleepy.abは大地の鼓動を搾り出す音楽性と言える。同じ北海道出身なのに好対照なのも興味深い。成山剛の問いかけるボーカルは、聴く人の心をやさしく包み込む。何より1人だけ座って淡々とギターを奏でる山内憲介こそ、このバンドの心臓なのかも。MCでは成山剛が以前、神戸でライブMCで｢一番好きな場所は福岡です。次は神戸かな？｣というと大顰蹙だったんだとか(笑)。メンバーが福岡を札幌と同じように感じる理由は、｢本州と海を隔てた疎外感？｣なんだとか..(ぉぃ！。最新アルバム｢archive｣から｢雪中歌｣と｢メリーゴーランド｣も披露した。ライブ終演後にアンコールも本格化しないぐらいお待たせせずに再登場。さらにMCで田中秀幸が前回福岡のビブレ内にあるメンズショップでスパイダーマンのパンツを買ったらしく、｢今回も明日何か買いに行きます！｣と宣言していた。また、告知を忘れたアナのライブ告知をしていた。口ロロ(クチロロ)とやるらしい…やっぱ同じような路線かぁ〜納得。アンコールは最新アルバムから｢ねむろ｣を熱唱した。

sleepy.abが｢ねむろ｣を熱唱中にグッズ売り場でサカナクションの今回ツアーのTシャツを購入。前面ロゴは最新アルバム｢NIGHT FISHING｣のジャケットを描いたHATOSのデザイン。首内側のロゴもイイ感じです。物販にはメンバーの草刈愛美さんがいたので、ちょっとお話して｢また福岡に来て下さい！｣と伝えると、握手して｢ありがとう｣って。ライブに来て良かったです。