便利な不便

12月20日JR西日本は来春ダイヤ改正の概要を発表した。このうち、新たに開業するおおさか東線の運用に関連して疑問に感じた。開業するのは、学研都市線放出駅〜大和路線久宝寺の9.2kmで、途中に高井田中央駅(大阪市交中央線高井田駅)・JR河内永和駅(近鉄奈良線河内永和駅)・JR俊徳道駅(近鉄大阪線俊徳道駅)・JR長瀬駅新加美駅の5駅が誕生する。ダイヤは昼間時15分毎(4両編成)・ラッシュ時10分毎(8両編成)・早朝と深夜は20分毎(4両編成)を基本とし、利用客の様子見状態。大和路線奈良駅から、おおさか東線経由で学研都市線JR東西線経由で尼崎駅とを結ぶ快速もラッシュ時に運行される。当初はそのままJR神戸線で三ノ宮方面への直通も計画されていたが、ダイヤの過密化と利用客が読めないのか、見送られた。それよりもこの快速の停車駅が久宝寺から放出まで全駅通過というのは、問題じゃないですか?確かに新大阪駅〜放出駅間の着工を待たずにしての部分開業であるが、沿線住民のおおさか東線への利便性はかなり低いのでは?2009年春の阪神近鉄直通乗り入れが始まったら、奈良〜神戸間の競合戦も始まるとはいうものの、先にJRが開業しても乗客へのおおさか東線の周知度はかなり低くなるのは間違いなさそうです。
勤務先本社もこの沿線にあるけど、まず利用したい!なんて思えないカモ。