藤原効果☆彡

8月6〜7日にかけて日本の南に相次いで3個の台風が発生した。2つの台風(熱帯低気圧)以上の台風が1000km以内にある場合、それぞれが干渉しあって動きが複雑になる。これを藤原効果という。1921年藤原咲平という人物がこのような相互作用の存在を提唱したためこのような名前がついた。その名前を聴いた時は思わず笑ってしまった。
さておき、今回は台風7号(マリア)、台風8号(サオマイ)、台風9号(ボーファ)のうち、台風8号が一番大きく発達した影響で、台風7号は振り回された形で日本列島に接近することになる。台風9号は今年の台風街道である台湾へまっしぐら。台風8号も中国大陸に突き刺さった。台風8号は日本列島を覆っていた高気圧を押しのけて進んだので、夏台風特有の複雑な動きをした。台風通過後には弱い気圧の谷と寒気をもたらして、連日雷雨になている。
来週14日頃には日本の南に台風10号(ウーコン)が発生する見込み。今後の動きに注意しましょう。