4・25

今日は朝から姫路方面へ直行した。昼前に姫路駅へ向かう電車の車窓から車両基地内で訓練をしている光景を目にした。その光景は、電車の窓ガラスを割ったり扉をこじ開けて、消防隊員や駅員らしき職員が乗客を救出している。この模様を報道陣が撮影していた。訪問先でその訓練のことを聞くと、総合復旧訓練というタイトルらしい。昨年4月25日に起きたJR福知山線脱線事故を受けての訓練とのこと。JR福知山線脱線事故の被害者も招かれているという。姫路駅で行う理由は、おそらくJR福知山線脱線事故の被災車両がこの車両基地に近いJR山陽新幹線高架下に保管されているからであろう。保管場所には高いフェンスが設けられている。将来、この事故を風化させないという遺族の方々への想いもあって、ある施設に展示する検討が行われている。
もちろん事故の教訓を生かして訓練することも大切だが、JR西日本自身が事故を風化させないためにも初心にかえるべきではないのであろうか?